【闘病日記 30】アニメ「はなかっぱ」にハマる
「B細胞性前リンパ球性白血病」と知ってから、自分に言い聞かせている言葉があります。
“受け入れて、乗り越える”
同じ病気でこの記事を読んでくださる方がいるとしたら、一緒に乗り越えていけたら、と願っています。
毎朝5時に起きますが、テレビのニュース(NHK)は5時台から7時台まではほとんど同じ内容になります。
特集や地方のニュースがスポット的に挟まれたりしていて、印象的なものもありますが・・・。
今は特にコロナ関係が多いですね。
さすがに、7時台になるとやりきれなくなって、Eテレへと移動します。
最近は「はなかっぱ」を観るのがルーティンですね。
5分ものが2本、朝食の片付けもしないで、ぼおーっとしながら観ています。
先週29日は特に印象深かったですね。
あらかじめ書いておきますが・・・。
頭に花が咲いている「はなかっぱ」には、今は “とりあえずの花” が咲いています。
おとなになったら、自分で花を決めることになっています。
1.ふたりのはなかっぱ
おじいちゃんにお使いを頼まれたはなかっぱ。
遊びたいはなかっぱ、ぼくが二人いたらいいのにと言ったら、頭にココ・デ・メール(別名・フタゴヤシ)の木。
一日で枯れるという木です。
そして、もうひとりのはなかっぱが現れます。
彼は、途中でお昼寝をしたり、サボりたいはなかっぱに付いてきては説教をします。
鬱陶しく思ったはなかっぱが崖から落ちそうになったところを助けてくれました。
それから二人は仲良しになり、仲間と一緒にサッカーをしたり、楽しく食事をしたり・・・。
勉強を教えてくれるもうひとり。
翌朝目が覚めたら、彼は消えています。
ラスト近くまで観てくると、おとななら、切ないとか哀しいとか思うでしょうね。
実際私はそうでした。
はなかっぱがどう感じ、どう行動するか、と思いますよね。
はなかっぱが笑顔で一言「又、いつか逢えるといいなあ」で、終わります。
そうですよね。
つくづく感じたのは、子どもには真っすぐに信じられる明るい未来があり、たくさんの希望がかなえられる社会が待っている(そうあってほしい)ということ。
これを観た子どもたちは、素直にはなかっぱと同じように思い、このまま忘れていくのでしょうね。
ついネガティブに、余計な感情を交えて考えてしまうのは、おとなになり過ぎてしまったということと気づかされた話でした。
はなかっぱ ス・マ・イ・ル/とまとっと...?とうがらし ~やさいしりとり~
2.開花予想
未来に自分が決めた花がわかる開花予想マシン。
はなかっぱはひまわり、ももかっぱ(女の子)はバラなど、わいわいやっているところにももかっぱの兄(すでにバラが咲いている)がやってきます。
気障っぽい彼がマシンを覗いてみたら、頭にはススキ・・・。
ショックで泣きながら歩いていたら、ちぃかっぱ(王子様風キャラ)の執事とバッタリ。
執事の頭にはススキがあったので、わけを聞いてみます。
“ありふれていて地味だけど、しなやかさと大地にしっかり根付く強さがあります。
豊かな大地はやがて森となり、未来に命を繋いでいくように見えました。
私もたくさん悩んだ時間を過ごしました。
それは決して無駄ではありませんでしたよ”
ーここは感動的だったので、セリフそのままです。(笑)―
彼はバラの見た目の美しさだけを判断して、ススキの美しさに気づかなかったことを反省します。
そのうえで、自分で咲かせる花は自分で決める、未来は自分で選ぶ、と・・・。
ススキも素敵だけどバラを咲かせて、強くて優しい男になると決心します。
オチは・・・
二人の女の子が水たまりのある道をやってきます。
彼は水たまりにエビぞり状態になって、彼女たちに上を通るように、と・・・。
引き気味で戻っていく彼女たち・・・。
彼は力尽きて水たまりに背中からポチャン・・・。おしまい。
たった5分(×2)の子ども番組に、これほど気持ちを入れ込むとは、と我ながらおかしくもあります。
でも、清々しいですね。
おとなになり過ぎて(歳をとり過ぎて)、何事も複雑に面倒に考え過ぎてしまっていて、さすがに疲れます。
朝のほんの短い時間、何も考えずに気持ちを委ねることも大事かなあ、と言い訳気味に思った次第です。(笑)
やっぱり疲れ過ぎですかね。
はなかっぱ おはなしいっぱいDVD 「これがぼくの花」編 (<DVD>)
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