旬の花時計


過去記事一覧

  • 各カテゴリーページの
    最後をご覧ください。

月別・カテゴリー別バックナンバー

ブログ内検索


  • カスタム検索

参加ブログランキング

« 【闘病日記 40】ヨシタケシンスケ著「思わず考えちゃう」を読む | トップページ | 【闘病日記 42】「おかえりモネ」人のため »

【闘病日記 41】「おかえりモネ」迷う時間

 

「B細胞性前リンパ球性白血病」と知ってから、自分に言い聞かせている言葉があります。
   “受け入れて、乗り越える”
同じ病気でこの記事を読んでくださる方がいるとしたら、一緒に乗り越えていけたら、と願っています。

       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

NHK朝ドラ「おかえりモネ」を観ています。
前回の「おちょやん」が素晴らしすぎて、なんだか物足りない感覚を引きずりながらですが・・・。
「おちょやん」は、脚本も出演者も演出も、とにかく素晴らしかったですね。
最初はあまりの辛さに何度も挫折しかけたんですが、物語も主人公も生き抜く強さを最後まで貫き通して感動させられました。

「おかえりモネ」は、こちら(宮城県)が舞台です。
東日本大震災の3年目から始まりましたが、その空気が感じられなくて、正直戸惑いました。
当日(回想シーン)、モネが仙台から島に帰った時の光景(家々が普通に建っていた)にも違和感がありましたね。
そして、映像は美しいけれども、淡々と続いていく物語・・・。
朝ドラらしいと言えば、朝ドラらしい。

それが、ここに来て、登場している一人一人の過去と人間像が出て来るようになりました。
なるほど、こんなふうにゆっくりと人を掘り下げていく脚本なんだと思えるようになりました。
脚本家・安達奈緒子さんの「透明なゆりかご」(NHK総合・2018年)は、医療物が苦手なので観ていませんでした。
とても評価が高かった作品ですが、こんな感じなのでしょうか。
どうか、視聴率が低いからと言って、若手イケメンの出番を多くしよう(そんな記事を見ました)などとはなりませんように。
「おちょやん」は、そんな声に惑わされず、貫き通した結果、名作と言われるようになりましたから・・・。

 


連続テレビ小説 おかえりモネ Part1 NHKドラマ・ガイド

 

 

前置きが長くなりました。
24日の放送は、モネ(清原果耶)の両親(内野聖陽・鈴木京香)の知人田中(塚本晋也)に関するシーンでした。
モネは田中が重い病気を患い治療を拒否していることを知らないまま、週変わりに東京から来る医師・菅波(坂口健太郎)に積極的な治療を訴えます。
それに対して、絶対に助けられない、助からないと本人もわかっている、そんな相手の心情に無理やり飛び込むことがどういうことかわかりますかと、声を荒げる菅波。

翌日、田中を訪ねる菅波。
“一日でも長く生きたいって思う日もあれば、もう終わりにしたいって思う日もある。
当然です。
ただ、そんなふうに毎日考えが変わってしまうなら、固定観念や意地や罪悪感のために結論を急ぐようなことを、せめて本当に自分がそうしたいと思う方向にいつでも進路を変えられるように、結論を先延ばしにできる治療を続けておきませんか。
積極治療っていうのは、明確な目標を掲げた前向きな治療のことばかりを言うんじゃないと僕は思います。
迷う時間を作るための治療だと思いたいです。”

菅波の誠実さ、医者としての葛藤が伝わってくるシーンでした。
私は、5種目の治療法を受けて、現在経過観察中です。
もし、また再発しても次の治療法があると信じている(信じていたい)ので、今のところ積極治療でも前向きな治療ですけど、“迷う時間を作るための治療” の言葉が胸に残りました。

余談ですが・・・
田中を演じているのは、塚本晋也さん。
どうしても監督としてのイメージが強いので、俳優として出て来るとドキッとしてしまいます。
印象としては、「セクシーボイスアンドロボ」(日本テレビ・2007年)以来だと思ったら大間違いでした。
調べてみたら、かなりの作品を監督し、俳優としても活躍をしているんですね。

 

      NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」公式サイト

 

 

透明なゆりかご DVD-BOX

 


連続テレビ小説「おかえりモネ」オリジナル・サウンドトラック

 

 

 

« 【闘病日記 40】ヨシタケシンスケ著「思わず考えちゃう」を読む | トップページ | 【闘病日記 42】「おかえりモネ」人のため »

作品タイトル~あ行」カテゴリの記事

テレビ雑感」カテゴリの記事

【闘病日記】」カテゴリの記事

amazon


スポンサーリンクⅠ


楽天


スポンサーリンクⅡ



無料ブログはココログ