【闘病日記 43】しびれと朝顔と
「B細胞性前リンパ球性白血病」と知ってから、自分に言い聞かせている言葉があります。
“受け入れて、乗り越える”
同じ病気でこの記事を読んでくださる方がいるとしたら、一緒に乗り越えていけたら、と願っています。
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今月は、血液内科(消化器内科にも)に通院。
血液検査の結果は、白血球・ヘモグロビン・血小板、そして肝機能や腎機能、腫瘍マーカー、どれも正常範囲内でした。
これまでに無い結果で嬉しかったものです。
それでも感じる、何とも形容しがたい具合の悪さって何なんでしょうね。
調子がいいなあと思ったそばから、だるさとふらつきと吐き気(それも少量ずつ)が一度に襲ってくるような感覚になります。
慌てて横になって、血圧や熱、酸素飽和度を測ってみるのですが、大抵正常値です。(笑)
精神的なものなのでしょうか?
先月は、一年ぶりに脳神経内科に紹介されて、神経伝導検査と腰部のMRIを受けました。
足の痺れについての検査です。
この病気になってから、大腿部から足先まで痺れを感じ続けています。
歩くことに不自由はありません。
結果は、去年とほとんど変わりが無く、対症療法(薬の服用)しか無いとのことでした。
原因不明とは言われていますが、この病気になって抗がん剤治療を始めてからです。
図書館で、一番下の棚の本をしゃがんで探していた時に感じたのが最初でしたね。
強い痺れを感じると、このまま歩けなくなるのではないか、と恐怖を感じます。
先生によれば、気候の変化やストレスも原因になるそうです。
ちょっと安心して、これからもせっせと散歩を続けていこうと思っています。
今年も、朝顔が咲いてくれています。
相変わらずまったく手入れをしていない狭い庭ですが・・・。
今年はなぜかラベンダーの増殖が激しくて、朝顔が咲く余地が無いのではないかと思ったものです。
それでも、元気に、なぜか葉っぱがこれまでになく大きくなっていて、化け物級?と驚いています。
その上、朝と夕方の色が違っているのに気がつきました。
調べてみたら、不思議なことではないんですね。
「アサガオの花の色素は、アントシアニンといって、pHの変化に対応して敏感に色調を変える性質があり、pHの低い酸性で赤色、中性で紫色、pHの高いアルカリ性で青色になります」とのこと。
ひとつ勉強になりましたね。
この朝顔には由来があります。
白血病で子供を亡くした親御さんの、その子が育てた朝顔の種を広めて “いのち”をつなげていこうという思いのこもったものです。
その朝顔の子孫になります。
手入れをしていないのに、毎年力強く咲いてくれて、慰められています。
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朝顔のハガキ (朝日小学生新聞の人気連載)
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