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【闘病日記 52】9日間の入院生活

 

「B細胞性前リンパ球性白血病」と知ってから、自分に言い聞かせている言葉があります。
   “受け入れて、乗り越える”
同じ病気でこの記事を読んでくださる方がいるとしたら、一緒に乗り越えていけたら、と願っています。

       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

先月(1月)半ばに9日間ほど入院しました。
再発により、飲み薬のフルダラはすでに始めていましたが、点滴のリツキサンの様子を見るための入院でした。

入院の日は、数日前からのどに違和感が続いていたので、PCR検査の結果待ちの時間は不安でなりませんでしたね。
結果は問題は無かったですが・・・。
前回(2019年)の時は熱と咳で、かなり不安定な状況になっていて、個室に入ることから始まったものです。
今の時期だったら大変なことになっていましたね、きっと。

入院2日目にリツキサンの点滴。
午前11時頃から始まって、午後2時頃には終わっていました。
特に問題が無く進んだおかげで、予定より2時間も早かったです。
心配された体重増も無く、順調すぎるほど順調でした。
前回(2019年)は、熱のせいで2日間かけて受けましたから、信じられなかったですね。

その後は、先生の回診と看護師さんの検温や採血などで、特に治療などの無い日を過ごしました。
とにかく食べては寝るの繰り返しでしたね。
前の2回は、入院日記らしきものを書いていましたが、今回は、ただただ食事の内容をメモするだけでした。(笑)
それにしても、入院時と退院時の体重がほとんど一緒(0.1kg減)というのは納得できませんでしたね。
薬のつもりで、自宅での少なくとも2倍は食べていたはずなんですが・・・。

 


ヨシタケシンスケ スケッチ集 デリカシー体操

 

 

入院生活で一番きつかったのは、いつもカーテンを閉め切ったままにしていたことです。
ベッドが通路側だったので、窓から景色を観たり、天気を感じることも出来ませんでした。
面会謝絶なので、聞こえるのは先生や看護師さんと患者さんのやり取りだけ。
コロナのこの時期ですから当然のことですし、何より体調が悪かった場合には最適なことなんですが・・・。
閉塞感がどうしようもなかったですね。
ということは、結構体調は良かったとも言えます。

夕方は特にやりきれなくなって、一階のコンビニまで出かけたりしていました。
前回、顔と腕の痺れが痛みに変わって(後で薬の副作用とわかりますが)、これと一生付き合うのかと思った時にコンビニでよくジャイアントコーンを買ってきては自分を慰めていたものです。
今回は、そのジャイアントコーンが無くなっていてがっかりしました。

終盤になると、とても我慢できず、おしゃべりをするようになった同室の人に話して、数センチ開けたりしていました。
退院の日の前日、これまで一度しか会話をしたことが無い同年代と思える人が退院していきました。
小柄な人で、カーテンの間から両手を合わせて丁寧な挨拶をしてくれたんですが、何とも切なかったですね。
看護師さんたちとの会話から、一週間後には又入院することをカーテン越しに耳にしていましたから・・・。

退院の日、何とかおしゃべりをするようになった人にはもちろん、一晩だけ一緒だった人にもカーテン越しに了解を得て、初めて顔を合わせて挨拶をしてきました。
こういう時、“お世話になりました” は嘘くさいですよね。
“お大事にどうぞ” とだけ言いましたが、優しい笑顔で受け入れてくれました。
それぞれがどんな病気なのかはわかりませんが、一人一人が違って重い病気を抱えていることを、改めて思い知らされた入院生活でした。

これまで3度の入院ですが、今自分がこうしていられるのは、どの時も同室の人たちから力をもらったことが大きい気がしています。
今は5日間のフルダラ生活中です。
まもなく外来での点滴生活(月1回)が始まります。
おそらく前回のように、4,5時間はトイレ以外は眠ったままで過ごせるような気がしますね。
日常生活の一部として、淡々と受け入れていけたらと思っています。

 

↓ 前向きに頑張れる本です。


緩和ケア医 がんと生きる40の言葉

 

 

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