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佐伯一麦著「空にみずうみ」を読む

 

やっと「空にみずうみ」(佐伯一麦著・中公文庫)を読み終えました。
読み始めたのがいつだったか思い出せないくらいの時間が経っています。(笑)

作者の本は、以前「鉄塔家族」を読んで以来、ずっと気になっていました。
こちら仙台の出身で、現在も住んでいます。
私小説の作家と言われていますが、私小説って、どの程度に事実が書かれているのだろうという単純な思いがありますね。
知っている地域が舞台ですから・・・。

この本は何かの短い紹介文に惹かれて、Amazonから取り寄せました。
中古本なのにとても綺麗な状態で、すぐにカバーを掛けてしまったので、裏表紙に書かれていた肝心の解説文の抜粋を読むことも無く、読み始めました。

作者は早瀬、妻は柚子(草木染作家)。
ふたりは高台の住宅地に住んでいます。
日々、自然が豊かな場所での、木々や草花、鳥や小さな虫などとの触れ合い、近所の人々や友人などとの交流、そしてお互いの仕事。
その暮しが淡々と細やかに描かれています。
新聞に連載された小説ですが、その当時の執筆の状況なども書かれていて、ちょっと不思議な感覚にもなりましたね。

この本にもですが、必ずと言っていいほど、近くの野草園(東北地方に生える野草を中心に植栽されている) が登場します。
こちらからだとバスで遠回りする必要があって、車酔いをする私などはなかなか行けません。
最短距離で、大年寺の急な石段を登りきればすぐなんですが、さすがに今の私の体力では行けませんね。
残念です。

 


 

読み進めているうちに、さりげなく空白の時間が語られていることに気がつきました。
柚子の草木染に必要な藍を育てられなかった年があったこと、早瀬が久しぶりの友人との再会に交わされた言葉など・・・。
私が読んだ限り、この本には“震災” という言葉は一度も出てきませんでした。
だからこそ、葉が落ちた木々の間から海が見えるということ、“あの時も雪でしたね” という会話、自宅での忘年会で、友人が街の明かりに気がつくようになっていること・・・。
そんな文章のひとつひとつが静かに胸に残ります。

東日本大震災から4年後の一年を描いた小説でした。
改めて当時を思い出しています。


この本は、何となく気持ちが疲れていた時に読み始めました。
好きなはずのテレビもうるさく感じたり、本自体もゴチャゴチャした内容のもの(?)が苦手になったり・・・。

それでいて、夜布団に入って読み始めると数ページで眠ってしまう始末で・・・。
思い出したのが、音読(朗読)作戦でした。(笑)
以前、苦手な外国作品をその方法で乗り越えたことがあります。
それは「人生を三度生きた女 “魂のブルース”アルバータ・ハンターの生涯」(フランク・C・テイラー著)で、今でも記念に残しています。

毎日少しずつ音読をしていくと、いつの間にか読み終えているものです。
音読を始めたのは、だいぶ以前から声が出にくくなっていたからですけど・・・。
ひどい時には会話が成り立たないこともあります。
特に電話がダメで、苦手な電話がますます嫌いになっています。

一番困るのは、病院で診察の際に説明がしにくい状況になることです。
声が出にくくなって初めて分かったのは、そういう状況では言うべき言葉も浮かばなくなるということですね。
したがって、通院数日前から何度もシュミレーションをしますが、結構プレッシャーになります。

音読をしたり、視力を取り戻したいとガボールパッチのトレーニングをしてみたり・・・。
努力の甲斐があるのかどうか、とにかく頑張ってはいます。

  街中でも、紅葉黄葉が観られます。 

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