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アンディ・ウィリアムスの「ソリティア」を聴く

何年ぶりか(何十年か?)でアンディ・ウィリアムの「ソリティア」を聴きたくなりました。
最近、ぽかぽか陽気が続いているせいでしょうか。
アンディが朗々と歌い上げるこの歌には、聴くたびに切なさと温かさを感じたものです。
なぜか、陽だまりのイメージがあるんですよね。

レコードを引っ張りだすのも面倒くさくて、期待しないでYouTubeを見たら、ありました。
アンディのベスト盤に取り上げられることも無く、結構地味な曲だと思っていたんですが・・・。

レコードのライナーには日本語の訳が無く、長い間内容も分からないままメロディーに惹かれて聴いていました。
今回、ネットで初めて訳詞を調べてみました。
便利な世の中になったものです。

ソリティアというゲームがあることは知っていました。
“無関心ゆえに愛を失った孤独な男が一人ゲームをする” という内容でした。
長い間、こういう内容の歌に私は癒やされていたんだと思うと、ちょっとおかしくなりましたね。



 

カーペンターズの「ソリティア」は聴いたことがあります。
YouTubeにはプレスリーと本家らしい二ール・セダカの映像もありました。
私が知らなかっただけで、有名な曲だったんですね。

カーペンターズは爽やかで、プレスリーはさすがの迫力ですが、二ール・セダカはあまり響かなかったですね。
私にとっては、大きな温かさで包み込んでくれるアンディが一番だと再認識しました。
惑い揺れてばかりいた頃を懐かしみ、当時の空気感さえ思い出せますから…。
そう言えば、アンディが好きだと言ったら友だちに軽く笑われたことがあって、未だに気持ちに引っかかっていますね。

ついでに・・・(笑)
洋楽で最初にファンになったのはアンディですが、その後はヨーロッパに飛んで、アダモ、ジルベール・ベコー、シャルル・アズナヴールでしたね。
3人とも、こちら仙台でコンサートを観ています。
当時を考えると、奇跡でしたね。

3人ともシャンソンというそれまでのイメージ(個人的には、軟弱とも思えた)とは違い、強い個性を感じさせる歌い手でした。
特にアズナヴールは、“私に財産があるとしたら、彼のステージを観られたこと” と感動したものです。
朗々とした歌声はもちろんですが、黒ずくめで指の先まで演技をしている姿、その芸術性に、息をするのを忘れるほどに見入ったものです。
ピアノを弾き歌うベコーの飛び散る汗にも、でした。
アダモは、東京を含め10回近くコンサートに行っているので、もう別の意味で別格でしたが・・・。

その後は、やはりこちらで三度もコンサートを観られたスティーヴィー・ワンダーも仲間入りをしました。
今思えば、会場全体が温かいオーラに包まれて、ほとんど宗教のノリでしたね。
コンサートとかライブとは、そういうものかもしれませんが・・・。

やっぱり、彼らのレコードを出してきましょうかね。
幸せな時間を過ごせそうです。


 


 

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