【闘病日記 61】それでも私はあきらめない
「B細胞性前リンパ球性白血病」と知ってから、自分に言い聞かせている言葉があります。
“受け入れて、乗り越える”
同じ病気でこの記事を読んでくださる方がいるとしたら、一緒に乗り越えていけたら、と願っています。
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連休中(5月4日)に、「それでも私はあきらめない 網走・病に向き合う医師」(NHK総合)を観ました。
途中からだったので、ほとんどはNHKプラスで、ですが・・・。
病院で唯一の呼吸器専門医である女医さん、自らもがんを患っていながら、患者さんの診察を続けています。
7年前に大腸がんになり、手術や転移を繰り返している状況でした。
映像には、笑顔で患者さんに向き合い、寄り添う様子や、自分の検査結果に落胆する姿などが映し出されていました。
“本当はいつも不安で泣きたくて、叫びたいけど、我慢して忘れようとしているだけ”
患者さんには“大丈夫!” と腕に触れて声掛けをしたり、自分の検査結果が期待を下回っていても、常に笑顔を絶やしません。
この笑顔の大丈夫!が、どれほど患者にとって心強いものか。
↓ 今、読んでいる本です。記事とは関係ありません。(笑)
金曜日の夜、NHKラジオを聴いている人ならわかりますね。
オフの時間には、バレエに通ったり、好きな音楽を聴いたり・・・。
“泣いてたって、笑ってたって、同じ日々が過ぎていくなら、悩んでいたらもったいない”
“あきらめたときが終わりだから、患者さんにもあきらめちゃダメ、負けないでと言っている”
強いなあ、凄いなあ、と思っていたら・・・
インタビュー中に、笑顔を見せながらも、涙ぐむシーンがありました。
それを観て、私はホッとしたものです。
これまで、がんで余命を宣告された医師が仕事を続けながら、患者さんに寄り添い、発信し続けている本を何冊か読んできました。
強すぎて、凄すぎて、私にはその姿勢を到底真似ができないと思うことが多かったですね。
この番組で、涙を見せる女医さんに許された(何をだろう?)気持ちになったものです。
病気になってから、枡野俊明さんなどの宗教家の本をかなり読んでいます。
学ぶこと、感じ入ることも多いのですが、その立派さ、完璧さにもうひとつ入り込めないものを感じていました。
昔、ある高名なお坊さんが、大勢に見守られている死に際に、“死にたくない” と言ったというエピソードがあります。
こんな話に救われた気持ちになりますね。
自分の弱さを十分認識しています。
その上で、あきらめないでいこうと思っていますね。
最近、消化器内科の担当医が変わりました。
自己免疫性肝炎の症状が落ち着いているので、かかりつけ医に行くようにと言われています。
大病院の方針として当然なことなのですが、血液内科との連携が出来なくなるようで、少し不安になりましたね。
でも、考えたらそれも良いのかもしれません。
昔お世話になった医院に行けば、もう少し気楽にお話など出来そうです。
声が出にくいので、通院の時は事前にシュミレーションをしたりして、大変なんですから・・・。(笑)
↓ 今、読みたい本です。
歴史の見直しが出来るようです。
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