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【闘病日記 69】NHK「エマージェンシーコール10」を観て

 

「B細胞性前リンパ球性白血病」と知ってから、自分に言い聞かせている言葉があります。
 “受け入れて、乗り越える”
同じ病気でこの記事を読んでくださる方がいるとしたら、一緒に乗り越えていけたら、と願っています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「エマージェンシーコール~緊急通報指令室~エピソード10 名古屋 幸せを願って」
                      NHK総合 2025.2.24.放送

 

この番組は不定期なのでなかなか観る機会がありません。
病気関連のドラマやドキュメンタリーは避けているのですが、この番組と「病院ラジオ」だけは別ですね。
今回も息を詰めるようにして観続けました。

怪我やら自傷行為(?)やら、どれも緊迫したシーンも多いのですが、中には見当違いで(分かったうえで)電話をしてくる人もいます。
その人なりに誰かに聞いてほしいのだなあと思えたりします。
それにしても、通りすがりだったり、隣家のことだったり、たまたま関わってしまった人たちが冷静に対応し、最後まで付き添ってくれている様子には感動しました。

相手の言葉が耳に残り、辛くなると語る担当者。
仲間と語り合えることで癒されたり、相手にその時の会話の言葉が残らなければ良いと吐露したり・・・。
その使命感、真摯に向かい合おうとする姿勢に胸を打たれました。

一番印象に残ったのが、マンションのベランダから死にたいと訴えてきた30代の女性。
こちらは、ほとんど息を止めるようにして観入ってしまいました。
うつ病を患っていて、また仕事の契約が切られそうで、と静かに泣きます。
落ち着いた声で、部屋に戻るようにと語り、救急車が到着するまでと会話を続ける担当者。
その中で知りえたこと、ご主人が過去にも死にたいと思ったことなどを知らないらしく、驚くと思うからと、到着した隊員に伝える様子にただただ感じ入るばかりでした。

 

やはり、中には救急車の音に苦情を入れる人がいるんですね。
閑静な住宅街を購入したこと、あなたに80代90代の親がいたら、と冷静に語ることに何とも複雑な思いがしました。

私が住んでいるところは場所がら、一日も救急車の音がしない日はありません。
私の場合、耳にするたびに “私ではないんだ” という安堵感を含んだ不思議な感覚になりますね。
現実にはそれを必要な人がいて、今の今生死をさまよっているかもしれないんですが・・・。

過去に救急車のお世話になったことがあります。
慢性肝炎で入退院を繰り返していました。
最悪の状態になって、入院したのは中規模の病院でした。
担当の若い先生は “私もこの病院も、あなたを治す力がありません” と語り、大きな病院を探してくれました。
先生は、私の正確な病気をすでにわかっていたようです。

大学病院へは救急車で行くことになり、出発直前まで付き添って “きっと治りますからね” と声をかけてくれました。
救急車では身体を固定されていたはずなのに、左右に大きく揺れ続けていた感覚を覚えています。
当時難病指定されていた自己免疫性肝炎とわかり、あとは怒涛とも表現できる治療でしたね。
後で、生存率が30%と知りました。
通常の生活ができるまでに1年以上かかりましたが、若い先生に逢いに行けたのが何より嬉しかったですね。
今も服薬と検査を続けています。

番組から、自分のことになりました。
いろいろな病気や怪我、そして、いろいろな思いを抱えている人たちがいます。
支える側と支えられる側と立場が違ってもそういう人たちがいる、ということを今更ながら思い知らされています。
歳のせいですかね。

 


 

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