◎こちらは2016年放送時のものです。
2014年、2015年、2017年、2018年、2019年放送は、次からどうぞ。
「年末スペシャル 朝までドキュメント72時間」
NHK「年末スペシャル 朝までドキュメント72時間」/2015
NHK「朝まで!ドキュメント72時間 2017」
「ドキュメント72時間 2018 年末スペシャル」
NHK「ドキュメント72時間 年末スペシャル2019」
「朝まで!ドキュメント72時間 2016」
NHK総合テレビ 12月29日放送
5時間30分の生放送。
場所は浅草の老舗遊園地で、オールナイトでにぎわっている光景をバックに番組は進行しました。
選ばれた10本の紹介と、気になる出演者のその後を追っています。
出演者は、いつもの山田五郎さんと鈴木おさむさん、そして、吹石一恵さんに代わって市川実日子さん。
吹石さんはVTR出演で、“ナレーションも、番組を観るのも好き。ブラジルの魔術の回で、魔術が日常の中にあることを知り、新鮮な切り口を感じた” とコメント。
<第10位>“ 真冬の東京 その名は“はな子” ”
1月、井の頭自然文化園にて、最高齢69歳の象・はな子を巡る3日間。
週1回40年以上も通い続けている70代女性を始め、みんながそれぞれにはな子に語りかける。
事業の失敗、仕事の悩み、病気の不安、など・・・。
シワシワの白い大きな身体のはな子は、身体を揺らせながら、黙ってそれを聴いている。
時には鼻を伸ばし、耳をパタパタさせながら・・・。
カナダ人のライターは、可哀想だから引退させてジャングルへ帰すべき、と・・・。
それには遅すぎると思えるほどに、老いてしまったはな子の姿が切ない。
家族に勧められて初めて訪れた、ペアルックの高校生のカップル。
たまには、なかなか手をかけられない次男と二人で、と主婦。
白い杖を持ったカップルは、はな子の写真を撮り、盲学校を卒業して別々の場所へと打ち明けながら去っていった。
ナレーション・・・
“動物園では、人は人生で3度象に逢いに行く。幼い時は親と、成長して恋人と、そしていつか子どもと一緒に”
◎はな子が亡くなって、7ヶ月後の映像。
ファンから贈られたたくさんのプレゼントがあり、今も訪れる人は絶えないという。
<第9位>“福岡・中州 真夜中の保育園”
中州で生きる親たちを40年間支え続けてきた認可保育園。
朝7時~深夜2時、0歳から6歳まで150人を預かっている。
料理店、花屋、飲食業、不動産業、看護師、美容師など、様々な職業の親たち。
帰り支度が終わってもなかなか帰ってくれない娘に振り回される母親。
父親の単身赴任で母親の不安な思いが伝わるのか、週末に親子3人揃えば素直になる娘。
昼も夜も働くシングルマザーは、自分に言い聞かせるようにして覚悟を語る。
泣く息子に後ろ髪を引かれるようにして仕事へ、見えなくなると泣き止む息子がたくましい。
息子は深夜の迎えの時間には必ずひとりで目を覚ます。
父子家庭の父親39歳。
“父親は母親にはなれない。父親らしく育ててください”
小児科の先生に言われた言葉を大切に子育てをしている。
弁当持参の遠足の日、息子の好きなスーパーの惣菜を少しずつ弁当に詰めている。
遠足の日、早起きしてキャラ弁を作った接客業の30代の女性。
食べようと開けたら、海苔がはがれて崩れてしまい、泣き出した息子。
深夜のお迎えでその話を聞き、謝るつもりが、待ちくたびれて眠ったままの息子を自転車に乗せて帰って行く。